■事業期間
2023年8月〜2024年2月
■対象地域及び対象者
離島(西表島、久米島)の小学校 小学3年生以上
■事業テーマ
①失われた子どもたちの体験機会
②まちづくり参画機会の減少(参画機会の希薄化)
③ 自己肯定感
■取り組みについて
〜ハワイアンフラとウクレレを通したオンライン交流事業〜
沖縄とハワイは気候や歴史と多くの類似点や繋がりを持ち、特に文化芸能など互いに影響を受け、またフラは自身の土地への理解や誇りを大切にし、敬意や感謝の想いを全身を使い表現するという要素があり、沖縄の子どもたちがハワイアンフラとウクレレを通して、自分たちの住む土地を知り、学び、表現するという体験(授業)を久米島と西表島の小学校で行いました。
★ワーク①『沖縄とハワイの繋がりについて(フラとウクレレの基礎知識及び基礎動作)』
※オンラインにて開催
-内容-
教材コンテンツ(約10分)を作成し配信
↓2つのパートに分かれて
- フラ基本的なステップ3つやハンドモーション(ちんさぐぬ花)
- ウクレレの基本的な持ち方、弾き方、コード(2つ)
★ワーク②『地域の魅力再発見』
※対面での開催
-内容-
- 班に分かれ、自分たちの住む地域の伝えたい/残したい芸能(歌や踊り)、食文化、自然などについて話し合い、オリジナルの歌詞や踊り(振り付け)を考える
- 各班発表を行い、クラス全体で話し合い案を絞っていく
★ワーク③『表現を楽しむ』
※オンラインにて開催
-内容-
ちんさぐぬ花のメロディにオリジナルの歌詞と踊りを創作したものを、こどもたちへレクチャーし演奏や踊りを楽しむ
★ワーク④『相互理解・交流』
※オンラインにて開催
-内容-
お互いのオリジナルフラを見せ合い・交流
■取組みでわかったこと
自分たちの住んでいる土地や地域の素晴らしさをハワイアンフラを通して、言葉や身体で表現する面白さや、地域の魅力を引き出し表現できると実感した。
配信における機材は、シンプルで身近にあるもの(iPadやスマホなど)を上手く活用する事で受け入れ側の負担を軽減し、授業のカリキュラムの中に組み込みやすくなる。
また、踊りだけではなく演奏(ウクレレ)を導入することで選択肢が広がり、また踊り手と弾き手の呼吸を合わせたりと生演奏ならではの掛け合いもとても良かった。
■今後の展望■
オンラインとオフラインそれぞれの特性を活かし、全国の離島やへき地にある小学校へ活動の幅を広げ、ご当地のオリジナルフラと歌をこどもたちと⼀緒に創作する事業を展開したい。
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